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連結納税制度について
連結納税制度とは

企業の実態を判断するのは親会社の決算書だけでは不十分で、関係会社を含めた
連結財務諸表の作成が重要視されます。
申告納税免でも関係の深い企業グループを一つの納税単位として課税することが
実情に即しているとして採用されているのが連結納税制度です。

◎摘要法人
・内国法人である親会社とその親会社に発行済み株式の全部を直接か間接に保有
されるすべての内国法人を含める。

・親会社は連結所得の申告・納付を行い各子会社は連結納付責任を持つこと。

・事業年度は親会社の事業年度に統一したとみなし事業年度とすること。

◎連結所得金額・連結税額
・連結グループ内の各法人の所得金額を基に一定の調整を加えてからグループ一体で計算する。

・連結税額はグループ内の各法人の納税額か還付税額を基に配分。

◎連結グループ内の取引
・グループ内の法人間の資産等の取引は時価で行う、しかし固定資産、有価証券、繰り延べ資金等
が移転したことで生じる譲渡損益は、資産の連結グループ外への移転時に移転を行った法人で計上
する。

・グループ内の法人間の寄付金は全額を損金不算入とする。

◎連結欠損金額
・５年間繰越控除することができる。