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国際取引の税金について
二重課税の排除

国際的な取引に対して複数の国で課税関係が生ずる事態があります。
国際取引にはタックスヘブン税制、外国税額控除、移転価格税制などがあります。

◎二重課税の排除
内国法人の得た所得は全世界で稼いだ所得でもわが国の課税対象です。
しかしその内国法人の支店などがある外国では、その国で稼いだ所得に対して
課税を行いますので、国際的な取引では二重課税の宿命にあります。

そこで源泉地国の租税をわが国の租税から控除する外国税額控除が
認められています。

＊租税条約は条約の相手国同士が二重課税を極力排除するために
源泉地国での税の徴収を抑えるなどのものです。

◎移転価格税制
海外の特殊関係の企業間で取引した価格が取引で成立する価格に比べ
高すぎたり安すぎたりすると、通常の価格で行われたものとして所得の
金額を修正するものです。